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宮林医院 荻窪 皮膚科 美容皮膚科 ニキビ しみ 脱毛

〒167-0033 東京都杉並区清水1-14-6 宮林ビル3F・4F

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一般皮膚科 dermatology

一般皮膚科の診療について

アトピ−性皮膚炎

症状

略左右対称に耳切れ、顔~頸部,肘窩・膝窩に乾燥、紅斑、丘疹、かきこわしの典型的な皮疹、軽快、増悪を繰り返します。乳児期、小児期、思春期・成人期に特徴的な皮疹の形態と分布を示します。

 

原因

角質内のセラミド、天然保湿因子の低下、角質内のフィラグリンの低下などによるバリア機能異常。

 

 

治療

薬物療法
ステロイド外用、タクロリムス外用で沈静化させた後スキンケア中心に外用行ないます。

 

プロアクティブ療法
寛解導入後もステロイドやタクロリムス水和物軟膏を間欠的に外用します。

 

内服
抗ヒスタミン薬の内服、重症例はシクロスポリン内服。

 

注射
重症例ではデュピクセントというサイトカインの働きを抑える注射薬を2週間に1回皮下注すると、皮膚症状がかなり改善します。当院でも行っておりますので、ご相談下さい。

 

 

スキンケア
刺激のない皮膚洗浄。保湿剤を毎日しっかり外用します。

 

 

悪化因子の検索と対策
ストレス、食べ物、乾燥、汗、環境抗原等。

ニキビ

症状

にきびは毛穴に皮脂がたまってできます。主な症状は以下になります。

 

面皰
角質ができ毛穴が閉塞したり、皮脂の分泌が多量になると皮脂が毛穴に詰まり面皰になります。

 

紅色丘疹・膿疱
毛穴の中でアクネ菌が増殖し炎症が起こって赤くなります。膿がたまると膿疱になります。

 

皮下硬結・嚢腫
炎症が拡大し、皮下に膿の袋が出来硬く盛り上がって硬結ができます。

 

にきび痕
皮膚組織が壊されて凸凹した痕を形成します。

 

 

原因

食生活、ストレス、寝不足、化粧、ホルモンバランスなどさまざまです。

 

 

治療

にきびの治療にはいろいろな方法があり、すぐに結果がでるものではありません。まずその皮疹の状態に応じた薬を3か月位を目安に使用し、軽快してからも維持療法を1年位続ける必要があります。

 

面皰期
毛穴の詰まりを除去する薬の、アダパレン(ディフェリン)、過酸化ベンゾイル(ベピオ)アダパレンと過酸化ベンゾイルの合剤(エピディオ)などを使用。

 

紅色丘疹・膿疱
アクネ菌の増殖を抑制し、炎症を抑える薬の、アダパレン(ディフェリン)、過酸化ベンゾイル(ベピオ)アダパレンと過酸化ベンゾイルの合剤(エピディオ)、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンの合剤(デュアック)、抗菌剤(アクアチム、ダラシン、ゼビアックス)などを使用。

 

寛解・維持期
見えない詰まった毛穴(コメド)を防ぐことで、紅色丘疹や膿疱ができにくくなります。アダパレン(ディフェリン)、過酸化ベンゾイル(ベピオ)、アダパレンと過酸化ベンゾイルの合剤(エピディオ)など使用。

 

ピーリング
(保険外)
酸性のお薬を外用し皮膚表面の角質細胞間の接着をゆるめ、薄く剥がします。古い角質を除くと新しい角質細胞が形成されます。これを何度か繰り返すとにきびの原因である角質の閉塞が改善されにきびができにくくなります。

 

 

指導

にきびを悪化させないためには、規則正しい食生活を心がけ、十分な睡眠をとり、ストレスや疲れをためこまないように注意しましょう。顔にかかる髪の毛はなるべく留めておきましょう。洗顔は毎日朝・夜2回はしましょう。

イボ(尋常性疣贅)

症状

手足を中心とした四肢に好発、他頭・頸部・体幹に乳頭腫状の角化性丘疹、角質内に点状出血。

 

原因

ヒトパピローマウイルスの感染

 

 

治療

液体窒素による凍結療法が一般的です。他にサリチル酸外用、モノ(トリ)クロロ酢酸塗布(保険外)、グリタールアルデヒド外用(保険外)。難治例もあり、確実な方法がないのが実情です。ヨクイニンの内服は効果がある方とない方がいます。

水虫(足・趾爪白癬)

症状

足白癬には趾間型、小水疱型、角化型があります。

 

原因

カビの一種の白癬菌の寄生。

 

 

治療

KOH直接鏡検による白癬菌の検出が必要です。足白癬は外用療法が基本であり、1日1回の外用が必要です。爪白癬は内服療法(ネイリン・イトリゾール、ラミシール)と外用療法(クレナフィン、ルコナック)を行います。

 

 

指導

毎日足を洗い、水分を拭き取ってから外用しましょう。3か月位は外用を続けましょう。足全体に外用しましょう。バスマットや靴下はまめに洗濯し、水虫の方とは別にした方がよいです。5本指ソックスなども有効です。靴や靴下は通気性のいいものを選びましょう。薬は広めに外用したほうが、よいです。

じんましん

症状

皮膚に虫にさされたような赤みやふくらみが出来て、かゆみが伴い、数十分から数時間で消えます。出たり消えたりを繰り返す事が多いです。原因はさまざまで、食物や薬剤に対するアレルギー、感染症に伴うもの、寒暖さによるものなどさまざまですが、原因不明で、ストレスや疲労によるものも少なくありません。1か月以内に簡単に収まるものを急性蕁麻疹、1か月以上続くものを慢性蕁麻疹といいます。

 

 

治療

原因物質であるヒスタミンを抑える抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤の内服をします。原因となる負荷があれば、避けることが第一です。

特発性慢性蕁麻疹の場合はまず抗アレルギー剤を投与し、症状がなくなってもしばらく予防的に内服を続けゆっくり漸減します。ゾレアという注射薬が、新しく治療に加わりました。過去の治療に反応しない12歳以上の原因不明の慢性蕁麻疹患者に1か月に1回投与します(当院では行っておりません。施行している施設をご紹介させて頂きます)。

 

 

指導

かゆい時には熱いお湯は避け、冷やしましょう。患部はなるべくかかず、飲酒や香辛料や刺激物を避けましょう。生活は規則正しくし、ストレスをためないようにし、疲労や睡眠不足を防ぎましょう。

帯状疱疹

症状

からだの左右どちらかに痛みと赤みを伴う水疱が帯状に出現する病気です。皮膚の違和感やピリピリした神経痛様の疼痛が先行し、その後に赤みのある水疱が身体の片側の神経支配領域に集簇します。皮疹は水ぶくれ⇒ただれ⇒かさぶた⇒瘢痕となり、皮疹が治癒後も後遺症として帯状疱疹後神経痛が残ることもあります。

 

原因

以前にかかった水痘帯状疱疹ウイルスが、ストレス・過労などが引き金になり再度活動をはじめ、神経を伝わって皮膚に到達し帯状疱疹として発症します。

 

 

治療

抗ウイルス剤(バラシクロビル塩酸塩またはファムシクロビル、アメナビル)の内服、鎮痛剤の併用。なるべく安静にしましょう。患部は温めたほうがいいです。重症の場合は抗ウイルス剤の点滴静注をします。

単純疱疹

症状

始めピリピリ、チクチクし、その後からその近くに赤みを伴う水疱が出現、その後かさぶたになります。Ⅰ型は口唇などの上半身に多くみられ、Ⅱ型は性器など下半身に多く見られます。紅暈伴う小水疱が集簇し、初感染は発熱、疼痛、リンパ節主張が見られます。アトピー性皮膚炎の患者様の場合はカポジ水痘様発疹症(小水疱、びらん、痂皮化)となることが多いです。

 

原因

単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染症(一度感染すると、身体から出す方法はありません)。症状が出ている人の水ぶくれ、唾液などに接触することで感染します。

 

 

治療

抗ウイルス剤の外用または内服。

 

 

指導

バランスの取れた食事、十分な睡眠をとることが必要です。疲れているときは強い紫外線にあたるのはやめましょう。患部を清潔に保ち、清潔を保ちましょう。

尋常性乾癬

症状

厚い鱗屑が付着した紅斑局面が、外的刺激を受けやすい頭・肘・膝・腰臀部に出現します。関節症状を伴ったり(関節症性乾癬)、膿疱が多発するタイプ(膿疱性乾癬)があります。

 

原因

不明

 

 

治療

薬物療法(外用)
外用はビタミンD3外用薬、ステロイド外用薬及びこの配合剤を使用。

 

ビタミンD3
表皮の新陳代謝の異常を抑えて正常な皮膚にします。刺激感あり。効果が出るまでに時間かかります。

 

ステロイド
炎症を抑え、赤みを引かせます。即効性がありますが、長期連用すると皮膚は薄く皺っぽくなります。

 

 

薬物療法(内服)
内服は、チガソン(エトレチネート)、ネオーラル(シクロスポリン)、オテズラ(アプレミラスト)を使用。

 

チガソン(エトレチネート)
難治性の角化症治療薬。ビタミンA製剤。副作用:催奇形性、中毒性皮膚壊死融解症。

 

ネオーラル(シクロスポリン)
過剰な免疫反応を抑えますが、副作用に腎障害、多毛、血圧上昇などがあります。

 

オテズラ(アプレミラスト)
免疫に関わる酵素の働きを抑えますが、副作用に頭痛、下痢、吐き気などがあります。1日に2回服用。

 

 

光線療法
紫外線照射により過剰な免疫反応を抑えます。

 

PUVA療法
光線を吸収しやすくなる内服または外用してからUVAを照射します。

 

UVB療法
UVBの中の狭い波長域で治療効果を高めたナローバンドUVBや狭い範囲を照射するエキシマランプなど。こちらは当院でも行っております。

 

 

生物学的製剤
他の治療法で軽快しない重症例に使用します。免疫に関わる物質の働きを弱めて症状を抑えます。皮下注射や点滴靜注で投与しますので、大学病院や病院で行っております。当院では行っておりません。副作用には、風邪などの感染症にかかりやすい、発疹、かゆみ、風邪様症状などがあります。かなり効果が期待できますので、全身に皮疹のある方、難治の方はご紹介させて頂きますので、ご相談下さい。

 

 

指導

皮膚への刺激を避け、乾燥に注意しましょう。日光浴も効果的です。環境や体調を整え適度に運動しましょう。食生活に注意し、カロリーの高い食事は減らしましょう。

脂漏性皮膚炎

症状

乳児期と成人期の2タイプがあります。

 

乳児期
新生児期から乳児期初期に被髪頭部、間擦部、顔、胸部に紅斑や黄白色の鱗屑を生じます。

 

成人期
被髪頭部、顔面(鼻の横、眉毛部、耳の中、耳の周り)、腋窩、鼡径部等の脂漏部位に脂性鱗屑を伴う紅斑を生じます。

 

 

原因

乳児期のものは生理的に脂腺の機能が亢進することによっておこります。成人期のものは、皮脂の分泌機能異常、マラセチア感染、生活習慣の乱れ不適当な洗顔・洗髪、などがあります。ストレスやビタミン代謝異常も関係することがあります。

 

 

治療

洗顔・洗髪など清潔を保ち、ケトコナゾールとステロイドの外用をし、軽快したらケトコナゾールの外用だけにします。ケトコナゾール含有のシャンプーも効果的です。

とびひ(伝染性膿痂疹)

症状

びらん、赤みのある水疱から始まり、その辺縁や離れた部分に水疱が次々と出現し拡大します。

 

原因

傷口や虫刺され、かきこわしなどに、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌の感染が起こって生じます。

 

 

治療

抗生物質の内服と外用。傷口の洗浄と保護を必要とします。

 

 

指導

患部の洗浄(シャワーのみ)、爪の手入れをし、鼻の中をいじらないように注意します。適切なスキンケアが必要です。保育園や幼稚園、学校を休む必要はありません。プールの水ではうつりませんが、接触で感染するのでタオルの共用は避け、露出部の水いぼは絆創膏などで、保護しておきましょう。

水イボ(伝染性軟属腫)

症状

主に体幹、四肢に生じる常色で中心が臍窩状に陥凹した半球状の隆起性病変、時に周囲に湿疹性の反応。

 

原因

伝染性軟属腫ウイルスの感染症。接触性感染。

 

 

治療

トラコーマ摂子で内容物を摘出。(痛みに弱い方は処置2時間前にリドカインテープを病変部に貼付してから摘出します。)放置しても、数ヶ月かから1年位で自然に治癒すると言われてますが、はっきりしません。数も増えていきますし、他の人にも移るものなので、共同生活(保育園、幼稚園、小学校、プール等)をする方は数が少ないうちに取ることをお勧めしています。

 

 

指導

バリアが壊れていると感染しやすいため保湿などのスキンケアを行います。

舌下免疫療法(スギ)

スギ花粉による症状

スギ花粉の中にアレルギーのもととなる抗原があります。それが皮膚から身体に入ると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目や顔のかゆみの症状が出ます。

 

 

治療方法

シダキュアというスギ花粉を原料とするエキスから作られた薬を少しずつ飲んで身体を慣らすと次第にスギ花粉に強い身体になってきます。最初の1週間は少ない量のシダキュア2000JAU錠を飲みます。2週間目からは5000JAU錠を飲みます。飲む前と飲んだ後2時間は入浴や運動は避けます。舌下錠ですので、舌の下において1分間はつばを飲まないように、飲んだ後5分間はうがいをせず、何か飲んだり、食べたりしないでください。

 

スギ花粉が飛んでいる時期が終わった6月過ぎから開始します。身体を少しずつスギ花粉にならして数年継続すると体質改善が期待できます。3年以上が必要と言われています。治療終了後長期にわたり花粉の症状を抑えられたり、症状を和らげたり、抗アレルギー薬の減量が期待できます。

光線治療(予約制)

エキシマ光線療法について

特殊な光線を皮膚病変に照射する治療法です。皮膚の免疫を調節し角化やかゆみを抑えます。当院では尋常性乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎等に中紫外線のナローバンド、エキシマライトでの治療をおこなっております。特に難治性で、通常の内服・外用療法の効果が少ない方に適しています。妊婦や小児の方にも施術可能です。光線過敏症の方は適応がありません。

 

 

ナローバンド
UVB
中波長の紫外線311nmを照射する光線療法で、身体に害のある波長をカットすることにより日焼けなどの副作用症状が少ないです。

 

エキシマライト
ターゲット型の光線照射機:308nmの中波長紫外線を病変部にのみスポット照射することが出来て、短時間に効果が確認できます。
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